iDeCoの金融機関選びのポイント

たしかに金融機関選びでは、どのくらいポイントを貯めることができるのかという点は重要です。しかし、iDeCoの金融機関を選ぶ場合は、長く快適に運用を続けていくために、ポイント制度だけではなく手数料や取扱商品数など、その他の条件も確認しておくようにしましょう。

手数料については、証券会社に毎月支払わなければならない「運営管理手数料」を比較するようにしましょう。楽天証券もSBI証券も、iDeCoの口座を開設している金融機関に支払う「運営管理手数料」は業界最安値で0円となっています。

iDeCoの取扱商品数は2022年4月10日現在、SBI証券は87本、楽天証券は32本です。

また、今後ポイントサービスの内容が変わる可能性も考えておきたいところです。

総合的に判断して証券会社を選ぼう

iDeCoでの本来の目的は、老後資金を着実に運用しながら増やしていくこと。ポイントがどのくらい貯まるのかという点も気になりますが、手数料や取扱商品数などサービスや使い勝手を総合的に判断して、証券会社選びをすることが大切です。

今回ご紹介した楽天証券とSBI証券のポイント制度や、金融機関選びのポイントを参考にしながら、自分に合った金融機関で、iDeCoを始めてみましょう。

参考資料

下中英恵FP事務所 下中 英恵