黒海艦隊を抱えるロシアの、GDPに占める軍事費の割合

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、ロシアの2020年の軍事費は約617億ドルでした。

日本円にして、約7兆円です。

そして、ロシアの2020年のGDPは、世界銀行の統計で約1兆4830億ドルでした。

このうち、軍事費が占める割合は「4%」となります。

ちなみに、日本のGDPは約600兆円で、岸信夫防衛相の説明によると、2021年度の防衛費のGDP比は北大西洋条約機構(NATO)の基準で「1.2%」になるとのことです。

そもそもGDPとは

国内総生産(GDP)とは、一定期間内に国内で産み出されたモノやサービスの付加価値の合計で、国の経済活動状況を示します。

なお、付加価値とは「モノやサービスなどを販売した時の価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値」のことです。

平たく言えば、「付加価値」とは利益のことですので、国内でどれだけの儲けが産み出されたかをGDPで測ることができます。

また、その成長率を見れば、国内経済の推移も推し量ることができます。