農林水産省は3月9日、輸入小麦の価格が17.3%引き上げとなることを発表しました(令和3年10月期との対比)。小麦などの原材料やガソリン価格の高騰から、4月以降に値上げが決まっているものも多く、3月中に買いだめをしている方もいらっしゃるかもしれませんね。

日用品の値上げが続いても、なかなか上がっていかないのがお給料ですよね。日本の平均年収は400万円と言われていますが、この水準が30年前から数%ほどしか上がっていないのはご存知でしょうか。今回はそんな日本の平均年収400万円台世帯のお財布事情についてながめていきましょう。

日本の平均年収は433万円

国税庁「令和2年分 民間給与実態調査統計」によると、日本の給与所得者の平均年収(平均給料・手当+平均賞与)は下記の通りです。

【年度別の平均年収】

  • 令和2年 433万1000円
  • 平成22年(10年前) 412万円
  • 平成2年(30年前) 425万円

このように、日本の平均給与は、過去30年間400万円台前半を推移しているということがわかりました。