病気に強いバラを選ぶ

ベランダは庭と比べると日当たりや風通しがやや劣ります。バラはそもそも病害虫に弱い一面も。ベランダで育てるバラは、できるだけ病気に強い品種がオススメです。

Elena Barbaros/Shutterstock.com

近年は品種改良の成果で、黒点病やうどん粉病などにかかりにくいバラが多く出回っています。病気に強い品種を選べば、農薬の使用を抑えることができます。

ベランダは洗濯物などを干す生活空間で、近隣住民の住まいと接している構造です。薬剤の使用方法はよく考えておこないましょう。

鉢の置き方を工夫する

ベランダという限られたスペースを立体的に演出するために、鉢の大きさやレイアウトを工夫しましょう。メインとなるバラは大きめの鉢に植えて主役にします。

バラは生長するにつれて足元の葉か少なくなるので、背丈の低い小さめのバラを周囲に配置すると見た目がキレイです。持ち運びできるメリットを利用して、置き場所をときどき変えて違う景色にしてみるのもいいですね。

小さなテーブルやガーデンオーナメントを飾るとオシャレ度がさらにアップ。あえて背丈が高くなるバラでミニアーチを作るのもステキですよ。

ベランダでバラを育てる際の注意点

alenapetrachkova/Shutterstock.com

病気の発生を防ぐため、葉が重なり合わない程度に鉢の間隔を空けることが大切。風通しをよくするために、混み合っている枝葉があれば剪定します。

真夏の日差しが直に差し込むコンクリートの床にも注意しましょう。高温になった床からの熱の影響で、バラが痛む可能性があります。鉢は床に直置きせずフラワーベースの上に置きましょう。

バラに限りませんが、植物を集合住宅のベランダで育てる際は、避難通路の確保や排水溝の目詰まりに注意することも必要です。