三菱重工が急騰! 東芝は小幅高。日経平均は今年初の4連騰ならず

【東京株式市場】2017年3月14日

株式市場の振り返り-連日の閑散相場の中、日経平均株価は4日ぶり小反落

2017年3月14日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,609円(▲24円、▲0.1%) 4日ぶり反落
  • TOPIX 1,574.9(▲2.5、▲0.2%)  4日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 1,072.1(▲2.6、▲0.3%)  続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:899、値下がり銘柄数:945、変わらず:160
  • 値上がり業種数:15、値下がり業種数:18
  • 年初来高値更新銘柄数:137、年初来安値更新銘柄数:0

東証1部の出来高は17億5,824万株、売買代金は1兆7,814億円(概算)となりました。出来高は前日より大幅増となりましたが、低位株の取引が増えたため売買代金はほぼ横這いです。依然として薄商いが続いていると見ていいでしょう。

そのような中、日経平均株価は寄り付き直後に一時+4円高とプラス圏に浮上したものの、それ以外は終日マイナス圏に沈み続けました。

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今年初の4連騰はなりませんでしたが、下値を模索するような動きは見られず、取引時間中の値幅(高値と安値の差)はわずか38円という、極めて狭いレンジ内での推移となっています。FOMCなど重要イベントを控え、まさしく、年に何度あるかの膠着状態と言えましょう。

なお、前日に年初来高値を更新したTOPIXも同じような値動きでした。

東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は22日ぶりに1,000億円を割り込む

東証マザーズの出来高は6,258万株、売買代金887億円となり、いずれも前日より大幅に減少しました。大型株市場での膠着状態が個人投資家にも波及した結果、売買代金は22日ぶりに1,000億円を割り込む結果となっています。

この日の商いを見る限りでは、2月に入ってから続いてきた小型株相場も大きな潮目を迎えた可能性があります。なお、総合指数も続落となって引けました。

訴訟リスクが低下した三菱重工が急騰、決算発表を再延期した東芝は小幅高

個別銘柄では、トヨタ自動車(7203)やパナソニック(6752)などの大型主力株が値を下げ、KDDI(9433)や日東電工(6988)も安く引けました。

また、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)やローソン(2651)などコンビニ株が下落し、前日に大幅上昇となったDeNA(2432)も反落となっています。

一方、米国における原発訴訟で主張が認められた三菱重工(7011)が一時+8%高になる急騰となりました。また、決算発表の再延期を正式表明した東芝(6502)は、ザラバで大幅安となりましたが、終値は小幅上昇で引けています。

その他、コマツ(6301)、日立建機(6305)、SMC(6273)などの機械株が年初来高値を更新しました。

新興市場では、ドリコム(3793)やアクセルマーク(3624)が大幅上昇となり、はてな(3930)も大幅反発となりました。

一方、グリーンペプタイド(4594)やサンバイオ(4592)などの医療バイオ関連銘柄が値を下げて引けています。全体的には新興市場らしい値動きは見られず、静かな取引になったようです。

青山 諭志

ニュースレター

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。