3.保守的過ぎるファンド

つみたてNISAは通常20.315%運用益にかかる税金が非課税になる制度です。利益に対して約2割が課税されるわけですから、大きいですよね。

リスク許容度は個人差があるので、自分がとれる範囲のリスクをとることが重要です。ただはじめて投資をする場合、リスクが怖くて必要以上に保守的になってしまう方もいるでしょう。

一点意識しておきたいのが、つみたてNISAは利益が出やすい商品を選ぶことで、非課税の恩恵をより受けられるということ。

たとえば「つみたてNISAはリスク・リターンともに高めの株式100%の投信を買い、他の特定口座でリスクを抑えたバランスファンドなどを買う」といった運用もできるでしょう。

家計全体から見ると、思っていたよりもリスクを取っていないケースもあります。運用を考える際は、家計全体を見てマネープランを立てることをおすすめします。

大切な資産だからこそ自分で考えよう

将来の自分や家族のためにおこなう資産運用。

大切な資産だからこそ、今回ご紹介してきた視点を持ちながら、ご自身で主体的に調べて選んでくださいね。

なお、金融機関によって取り扱っているつみたてNISAの商品が異なるので、事前に確認すると良いでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子