剪定・切り戻し

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直射日光や水切れでチリチリになってしまったり、枯れて変色した下葉は復活しません。株の通気性をよくし、生きた葉に栄養を効率的に届けるためにもハサミなどで根元からカットしてください。

病害虫

アジアンタムに発生しやすい病気は立ち枯病、害虫はハダニ・アブラムシ・カイガラムシです。立ち枯れ病はカビの一種。根や地際から感染し、生育不良を起こします。症状が進むと株全体を枯らしてしまいます。

ハダニやアブラムシ、カイガラムシは葉や茎などに潜んで、養分を吸う小さな害虫。そのままにしていると株が弱り枯れてしまいます。

病害虫対策は、間引きや剪定をして風通しよく育てること。蒸れが病害虫発生の原因になることがあります。枯れた葉などもこまめに取り除きましょう。カイガラムシの残した白い斑点や汚れは歯ブラシなどでそぎ落とします。

病害虫は日々の観察で早めに発見することができます。見つけ次第駆除し、薬剤散布で対策しましょう。薬剤は予防にも効果的です。薬剤散布に抵抗がある人は、自然由来の薬剤を使ってみてもよいかもしれません。

植え替え

アジアンタムは生育旺盛な植物なので、1~2年に1度ほど植え替えが必要になります。5~9月が植え替えの適期です。水はけのよい用土で、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

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まとめにかえて

水切れや温度管理に注意すれば、アジアンタムは難しくありません。耐陰性があるので洗面所やトイレなど、植物を飾りにくいところでも置くことができるのは嬉しいですね。

涼しげな雰囲気をお部屋にプラスしてくれるアジアンタム。ぜひ挑戦してみてください。

大城 望