株式投資をする上で、配当金や株主優待を目当てに買う株を考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、実際にお金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、リターンを実感しやすいです。
しかし、株式投資には「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。
今回は日本電産(6594)について、「1年前に買った人の、本当の損失額」を見ていきたいと思います。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
日本電産の配当金のリターンはいくらか
日本電産の株式を2021年3月26日の終値(13,370円)で買い、持ち続けたとすると、2021年3月期の期末配当と、2022年3月期の中間配当の計2回受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
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出所:日本電産株式会社 公式サイト
日本電産の2021年3月期の期末配当と2022年3月期の中間配当はともには30円でした。
そのため、100株ベースの配当金のリターンは6,000円でした。
日本電産の株主優待のリターンはいくらか
日本電産は、毎年3月31日もしくは9月30日現在の株主名簿に記載のある全ての株主に下記の優待を提供しています。
3月優待
- 「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」無料入館リーフレット贈呈
- 来館時5,000円以上の商品をご購入した場合、購入価格の10%割引
9月優待
3年以上または10年以上株式保有の株主には、抽選でオルゴールの贈呈、国内事業所見学会もあります。
なお、コロナ感染防止対策の観点から「他県を跨ぐ移動を伴う3密イベント」に該当する見学会を積極的に実施することが難しいことから、現在廃止されています。
今回の検証は1年で100株保有を想定しているため、受け取る優待は上記無料入館リーフレット及び記念館での購入金額あたり10%の割引となります。
「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」に訪問し、5,000円の商品を購入したとして得られる割引額は500円なので、今回は500円の経済価値と想定します。
そのため、優待のリターンは500円となります。
日本電産のトータル・リターンはいくらか
2021年3月26日の終値は13,370円で、2022年3月28日の終値は9,721円でした。
100株ベースの株価変動によるリターンは-364,900円でした。
配当金が6,000円、優待のリターンが500円ですので、トータル・リターンは-358,400円、-26.8%となりました。
まとめにかえて
日本電産の株式のリターンは-26.8%となり、優待や配当金がありながらも約26%のマイナスとなり、損失額は-358,400円となりました。
どのように感じられたでしょうか。
株価や配当金の動向、優待の内容など、今後も注目です。
参考資料
石津 大希
