リクルートスーツの季節到来
2017年3月に入り、2018年春卒業の大学3年生などを対象とした企業説明会が始まりました。街でもリクルートスーツを着た就活生の姿が目に付くようになっています。
この季節であれば比較的スーツを清潔に保ちやすいのですが、予備も含めてリクルートスーツを複数持っている方も多いのではないでしょうか。シャツ、靴、鞄などリクルートグッズは幅広く、学生の方には少なくない出費になると思います。
就職活動には清潔感を保ち、好印象を与えること(悪印象を与えないこと)に気を配れば、一般的なリクルートスーツで問題ないと思います。ぜひ皆さんのご健闘をお祈りします。
新社会人の負担のほうがより大きい!?
筆者の経験で言うと、リクルートスーツを揃えるときよりも負担が大きかったのは、新社会人として会社に入ってからでした。
毎日スーツを着る仕事に就きましたが、さすがにリクルートスーツの1着、2着だけではもちません。梅雨から夏場になるとクリーニングに出す頻度が上がり、その間着るものがなくなります。とにかく数を揃える必要がありました。今でもはっきり覚えていますが、夏に最初のボーナスをもらったときには、大部分をスーツの購入に充てたものです。
また、配属先によって求められるスーツの方向性も異なります。職場の上司などの服装を分析し、それに沿って揃える必要もあるかもしれません。そのため、入社して周りをよく見てからスーツを買い足すことが理にかなうと思います。
さらに、秋から冬になると秋冬物を調達する必要も出てきます。個人的には、筆者はオールシーズンタイプでスーツを考え、冬はしっかり防寒をするという考え方ですが、場合によっては対顧客上、秋冬物のしっかりしたスーツを着ているほうが好印象を与えるケースもあります。けちな筆者でも冬物スーツを一定数揃える必要に迫られたことを思い出します。
このように、新社会人が1年目を乗り切るために必要なスーツを揃えることは、就活生がリクルートスーツを揃えるよりも負担感が大きいと筆者は思います。皆さんはいかがでしょうか。
スーツを揃える負担を減らすには
では、効率的にスーツを買い足すにはどうしたらいいでしょうか。
まずは両親や親戚などに「買ってもらう」というのが一番安上がりです。「譲ってもらう」のも一考です。
次に紳士服専門店(といっても紳士服だけではなく女性向けのスーツも取り扱っています)でまとめて買うという方法があります。青山商事(8219)、AOKIホールディングス(8214)、はるやまホールディングス(7416)、コナカ(7494)などは従来のロードサイド店に加えて都市型の店舗も展開しており、気軽に出かけることができます。
さらに、各社は買い物優待券(割引券)を株主優待として提供しています。新社会人の方であれば、株主優待をうまく使って季節に合ったスーツを狙うのもよいかもしれません。
百貨店で選ぶというのも選択肢でしょう。三越伊勢丹ホールディングス(3099)、J. フロント リテイリング(3086)、髙島屋(8233)、エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)も株主優待で割引価格で買い物ができます。
いかがでしたか。スーツは実は新社会人のときのほうが負担が大きいと思いますので、ぜひ作戦を練っておいてください。
LIMO編集部