「学校の先生」の勤務実態
国公立の学校に勤める先生は、地方公務員になります。
総務省の「地方公務員数の状況」によると、地方公務員の総数は2021年4月1日時点で約280万人。そのうち「教育部門」の職員は、106万4659人となっています。
教育部門に所属する職員数は、国が定員に関する基準を定めています。
少子化に伴い減少傾向にあるものの、特別支援学校・学級の体制強化や、臨時的任用職員の任用の適正化については増加しているようです。
長期化するコロナ禍では、これまでと違う対応を求められることも多く、現場からは疲弊の声もあがります。
例えば給食の時間には、感染拡大防止のために給食当番を廃止し、教員が1人で全員分の給食を配る学校も出てきています。
業務負担が増える一方で残業申請をする文化はまだまだ根付かず、報酬面で不安定さがあることは否めません。
退職金の金額だけで、「一般の会社員よりも恵まれている」とは言えないでしょう。
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LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。