夏越し・冬越し

屋外で育てている場合は、猛暑日の高温や直射日光に注意して下さい。日陰に移動したり、遮光ネットを用いることで葉焼けや株が弱るのを防ぎます。水やりは涼しくなってきた夕方~夜におこないます。

1000倍に希釈した活力剤を与えることも、リプサリスの夏バテ防止には効果的です。

リプサリスは寒さにとても弱いので、霜に当たると枯れてしまいます。肌寒く感じるようになってきたら屋内や温室に避難させましょう。

肥料

リプサリスの生長期は春と秋です。その頃に緩効性肥料を1~2カ月に一度程度のペースで与えるのがおすすめです。液体肥料の場合は、2週間に一度ほど与えるのがよいでしょう。

病害虫

ハダニとカイガラムシの被害に遭いやすいリプサリス。ハダニは乾燥すると発生しやすくなります。カイガラムシは埃っぽいところを好み、風にのって植物に付着します。いずれも植物を枯らす原因になるので注意しましょう。

予防のため定期的に薬剤を散布したり、見つけたらすぐに駆除しましょう。毎日の観察が早期発見に繋がります。

nlin.nee/Shutterstock.com

まとめにかえて

サボテンの仲間のリプサリスは生育も旺盛。放っておくとどんどん伸びてしまうので、適宜好きな位置でカットして姿を整えるといいですよ。

個性的な株姿はインテリアをオシャレに変えてくれます。ローメンテナンスにハンギングを楽しみたい人は、ぜひ挑戦してみて下さい。

大城 望