水やり

鉢植えの場合は、土表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。地植えの場合は特に必要ありません。ローダンセマムは乾燥に強い性質ですが、過湿は苦手です。水のあげすぎには注意しましょう。

肥料

鉢植えの場合は生長期の10~11月に緩効性肥料を、開花期の3~6月には液体肥料を与えます。地植えの場合は10~11月、2~5月に緩効性肥料を施します。

どちらの場合も、使用する肥料の用法・用量を守って施肥をして下さい。

切り戻し

高温多湿が苦手なローダンセマムにとって、夏越しは大きな課題です。夏の高温多湿を乗り切るには、株の風通しをよくすることが大切です。そのために切り戻しをおこないます。

梅雨前に地表から3~5センチ残して、切り戻しをします。夏によく育った場合は9~10月に再度切り戻しをします。切り戻しをすれば、枝が分岐して花芽がたくさんできます。開花期に、こんもりと花を咲かせるでしょう。

saranya33/Shutterstock.com

鉢植えの場合は長雨や直射日光を避けるため、軒下や半日陰に移動させるとよいでしょう。地植えも切り戻しをしますが、雨や日照りが心配な場合、鉢に掘り上げて軒下や半日陰に移動します。秋になったら再度植え付けましょう。

耐寒温度

ローダンセマムは寒さに強く、マイナス10度までなら屋外で育てられます。ただし、霜に当たると株が傷んでしまうので、軒下に移動させるか寒冷紗などで防寒対策が必要です。

病害虫

ローダンセマムの花や茎、葉にアブラムシを見つけたら、すぐに捕殺します。立ち枯れ病もかかりやすい病気です。病害虫予防のために、花がら摘みや込み合った葉を適宜整理しておきましょう。日々の観察も大切です。

まとめにかえて

croquette/Shutterstock.com

上手に夏越しをすれば、毎年可愛い花を咲かせてくれるローダンセマム。地植えにすると大きな株に生長するので、樹木の下草にもおすすめです。

今が旬のローダンセマムに、ぜひ挑戦してみてください。

大城 望