老後にむけて貯蓄を検討する
60代世帯の「貯蓄ゼロの割合」についてみていきました。
単身世帯の方が貯蓄を保有しない割合が高いという結果になっています。生活口座と貯蓄を共有していても、その金額は300~400万円台。老後を過ごすには心許ない金額です。
もし同じように貯蓄ができていない世帯があれば、ゼロからお金を貯めるために効率的な方法を見つける必要があります。
期間を区切り、確実に貯めていける方法に厳選しましょう。
タイプ別・貯蓄のポイント
銀行預金で貯めたい人:「金利の高いネット銀行」や「自動積立定期預金」等を選ぶ
貯めてもすぐ使ってしまう人:保険や会社の預金制度などで強制的に貯める
資産運用にチャレンジしたい人:まずは余裕資金を貯めてから「つみたてNISA」や「iDeCo」などを検討する
意外に見落としがちなのが貯蓄の手段です。銀行に貯めるだけではなく、あらゆる方法を検討してみて、自分に合う方法を考えましょう。同時進行として、支出を削る意識も重要です。
貯蓄ができていない人は、使途不明金が多い傾向にあります。日常生活の中で、何に使ったかわからないお金が1万円以上ある人は要注意。
まずは3ヵ月だけでも、簡易な家計簿をつけて支出の傾向をつかみましょう。
スマホや電気料金のプランを見直すことで、毎月かかる固定費を抑えられるかもしれません。
節約と貯蓄をしっかり考え、少しずつ将来の準備を進めていきましょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」
LIMO編集部