大谷選手「二刀流・筋肉強化策 その3」食事管理

二刀流として試合に出場し続けるには、健康を保ち続ける必要があります。

試合で疲弊した筋肉を以下に素早く回復させるかが、パフォーマンスレベルを維持するカギに。

大谷選手は日本時代から栄養管理のアドバイザリー契約を結んでいる「明治」を通して、様々なサポートを受けてきました。

アスリートの基本とされる主食・おかず・野菜・フルーツ・乳製品を揃えた「栄養フルコース型」の食事から、タンパク質やビタミンなど必要な栄養素を摂取し、身体づくりに反映しています。

タンパク質でカラダづくりを強化

大谷選手が特に重視したのがタンパク質の摂取です。

タンパク質は筋肉強化や超回復に欠かせない栄養素で、エネルギー消費量に対しタンパク質の摂取量が不足した場合は筋肉の回復が遅くなります。筋合成に必要なタンパク質(グリコーゲン)が足りないからです。

筋肉の修復スピードが遅れるとパフォーマンス低下やケガにつながり、二刀流パフォーマンスの継続が難しくなります。

ピッチングやバッティングの動作は瞬発力を要求され、筋肉へのダメージが残りやすいため、タンパク質の摂取を多く重視していました。

鶏のむね肉・ヨーグルト・イカなど、低カロリー高タンパクな様々な食材を組み合わせたメニューを作ってもらい、バランス良く栄養を摂取しています。同時に栄養士から手軽に作れる自炊メニューを教えてもらった大谷選手は、料理にも取り組んでいました。

有名になったのがオムレツでしたが、血液検査で大谷選手の身体に合っていないと判明した後は口にする機会を減らしました。このエピソードからも、常に自分の身体と向き合うプロ意識の高さが伺えます。

まとめにかえて

常に自らを高める努力を続けている大谷選手は、フィジカル面での充実をたいせつにしています。

二刀流プレーヤーとして活躍するためには、健康維持が絶対条件。徹底したトレーニングや食事管理を行い、疲労を残さないよう工夫をしていました。

野球への飽くなき向上心の高さが、努力を欠かさない原動力となっているのかもしれません。

LIMO編集部