ガソリン価格の上昇が話題になっています。その他にもティッシュやお醤油など生活に必要なものが値上がりしています。
生活必需品の値段が上がると月々の出費もかさみますから家計へのダメージは増すばかり。特に年金収入など収入アップが見込めない世帯には影響が大きく不安ではないでしょうか。
そこで今回は厚生労働省年金局公表の「令和元年度(2019年)厚生年金・国民年金事業日報」を参考にみんなが年金をいくらもらっているのか紐解いていきます。
【厚生年金・国民年金】年金制度をおさらい
まずは年金の仕組みからチェックしてみましょう。
日本の年金制度は国民年金と厚生年金の「2階建制度」が採用されています。
働き方や勤め先で加入年金の種類が変わりますが、国民年金だけの受給か厚生年金を上乗せで受給出来るかが大きな違いです。
国民年金(基礎年金)=1階部分
- 加入対象 日本に住む20歳から60歳未満の方
- 保険料 一律(年度によって変更が入ります)
- 年金額 満額78万900円✕調整率(480ヶ月に未納期間がある場合は差し引かれます)
厚生年金=2階部分
- 加入対象 主に会社員、公務員
- 保険料 報酬比例制(毎月の報酬により決定)
- 年金額 加入期間や納付保険料によって決定。国民年金に上乗せで支給
改めて確認すると加入年金の種類だけではなく在職中の収入などで受給額に差がでる制度ですね。