急落した社長辞任報道の三越伊勢丹HD、日経平均は薄商いで続落

【東京株式市場】2017年3月6日

株式市場の振り返り-薄商いの中で日経平均株価は続落、FOMC控え模様眺め

2017年3月6日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,379円(▲90円、▲0.5%) 続落
  • TOPIX 1,554.9(▲3.1、▲0.2%)  続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,080.4(+6.6、+0.6%)  11日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:916、値下がり銘柄数:930、変わらず:158
  • 値上がり業種数:10、値下がり業種数:23

東証1部の出来高は14億897万株、売買代金は1兆7,209億円(概算)となり、いずれも先週末と比べて大幅減少となりました。先週末のイエレン議長講演が終わったことで材料出尽くしとなり、次のビッグイベントであるFOMCに向けて模様眺めが強まったと考えられます。

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日経平均株価も寄り付きから安く始まりましたが、日中の値動きも非常に少なく、取引時間中の値幅(高値と安値の差)も僅か71円に止まりました。最近でも例がない小幅なレンジとなっています。途中は19,400円を維持する動きも見られましたが、最後は19,400円を割り込む続落となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、下落率は日経平均株価より小さくなっていることが注目されましょう。

東証マザーズ総合指数は11日続伸、2年9カ月ぶりに連騰記録と並ぶ

東証マザーズの出来高は8,237万株、売買代金1,255億円となり、いずれも先週末より減少となりました。出来高が連日で1億株を下回っていますが、売買代金は16日連続の1,000億円超となっており、個人投資家の物色はまだ続いていると見ていいでしょう。

このような状況で総合指数は11日続伸となり、ついに2014年5月20日~6月3日にかけて記録した11連騰と並びました。新興市場での熱気は着実に戻ってきていますが、昨年は3月11日~7月19日まで4カ月強にわたって連日の1,000億円超だったことを考えると、まだまだと言えましょう。

社長辞任報道のあった三越伊勢丹HDが急落し、ファストリ株も6日ぶり大幅反落

個別銘柄では、5連騰だったファーストリティリング(9983)が6日ぶりに大幅反落となり、日経平均株価の下落を牽引しました。

また、同じ小売株では社長辞任報道があった三越伊勢丹ホールディングス(3099)が▲5%超安の急落となっています。その他では、三井不動産(8801)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)の下げが目立ち、ソニー(6758)も反落で引けました。

一方、KDDI(9433)が小幅に値を上げ、任天堂(7974)は連日の大幅高となりました。また、自動車株ではいすゞ自動車(7202)とスズキ(7269)が年初来高値を更新し、りそなホールディングス(8308)も高値を付けています。

さらに、東証2部のシャープ(6753)も連日の高値更新となりました。

新興市場では、グレイステクノロジー(6541)が連日で年初来高値を付けましたが、その後は急落して引けました。また、ドリコム(3793)やレノバ(9519)も同様に高値を付けた後で安く引けています。

その他では、ユーザベース(3966)が急騰したのが目を引きました。

青山 諭志

参考記事

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。