60代以降に向けて今からすること3選
60代以降、貯蓄がゼロにならないためにもできることを始めましょう。大切なのは「収入の見込額を知ること」「支出の目安額をつかむこと」「資産を形成すること」の3つです。
収入源は主に年金となるので、ここでは年金の平均受給額をご紹介します。
国民年金の平均月額
〈全体〉平均年金月額:5万6252円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9040円
- 〈女性〉平均年金月額:5万4112円
厚生年金の平均月額
〈全体〉平均年金月額:14万4366円
- 〈男性〉平均年金月額:16万4742円
- 〈女性〉平均年金月額:10万3808円
※参考:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
続いて総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)家計の概要」から、65歳以上の無職世帯の支出額も確認しましょう。
65歳以上・無職世帯の平均生活費
- 夫婦2人の世帯:25万5550円
- 単身世帯:14万4680円
いかがでしょうか。
平均だけを参考にする限り、収支がマイナスになる家庭もでてくることが予想されます。
もちろん「収入の中でやりくりする」が原則となるため、収入が落ちればその分生活水準を落とすことでやりくりする方が多いでしょう。
しかし自営業者などは国民年金のみとなるため、満額でも6万円程度の受給額となります。
やりくりすると言っても、難しい側面があるのではないでしょうか。
足りないと感じた場合は、最後の「資産を形成すること」が必要になります。資産形成は時間を味方につけるほど有利になるため、早めに対策するといいでしょう。
このとき預貯金だけでなく、保険や資産運用などにも分散することを検討してみるといいですね。