楽天カードの「ポイント還元」メリット・デメリット

ここまで、三井住友カード(NL)を軸に見てきました。ここからは楽天カードのポイント還元に目を向けます。

楽天カードは、基本の還元率が1%、楽天市場での還元率は3%という点では、常時安定したお得感があるといえるでしょう。

楽天カードは「高還元率」

基本の還元率を比較します。

  • 三井住友カード(NL):0.5%
  • 楽天カード:1.0%
  • 楽天ペイを楽天キャッシュで使う:1.5%

最後の数字は、楽天カードだけでできる「楽天キャッシュ」チャージをして、楽天ペイで使ったときのものです。
この数字で使うと、三井住友カードの通常時の3倍です。

楽天カードは「公共料金や税金の支払い」には不向き

安定した高還元率といえる楽天カードですが、メインカードとして使うには、ややお得感が下がった部分もあります。

2021年から、公共料金や税金の多くの還元率が、従来の5分の1にダウンしました。

大手電力・大手ガス・政令指定都市の水道、国民年金保険料などの支払い時に楽天カードを利用した場合、ポイント還元率は0.2%と業界最低レベルです。

税金支払いサイト等で、カード払いで支払う税金なども同様です。新電力や新ガスを除く公共料金・税金の支払いは、三井住友カードなど他のカードがおすすめといえそうです。

まとめにかえて~三井住友カード(NL)と楽天カードの強み~

さいごに、三井住友カード(NL)と楽天カードについてまとめます。

  • 三井住友カード(NL):3大コンビニ、マクドナルドでは必携のカード
  • 楽天カード:公共料金・税金以外では、おおむね「まんべんなく」強みが発揮できるカード

ご自身のキャッシュレス使用状況に合わせて選ぶ、もしくは2枚持ちで「合わせ使い」も検討しながら、上手にメリットを引き出していけたら理想的ですね。

参考資料

LIMO編集部