サイバー攻撃によるシステム障害
ロシア軍によるウクライナ侵攻とは別に、トヨタにはもうひとつ懸念材料があります。
それは、サイバー攻撃によるシステム障害です。
トヨタは2022年2月28日、国内仕入先である小島プレス工業においてシステム障害が生じ、国内全14工場28ラインの稼働を停止すると発表しました。
複数メディアによると、同障害は小島プレス工業の部品供給のデータを管理するサーバーに外部からアクセスがあったことが原因で起こりました。
停止している工場の中には、人気車種であるヤリスの生産ラインを有するものもあるといいます。
同件についてトヨタは2022年3月1日、3月2日からすべての稼働を再開すると発表しました。
稼働の再開自体は迅速に行われる見通しですが、トヨタにとってはサプライチェーンの脆弱性が表れた出来事にもなりました。