最新データではみんないくらぐらいの貯蓄を保有しているのか
同資料によると、二人以上世帯の貯蓄平均は1563万円、中央値は450万円です。
また単身世帯に着目すると、平均が1062万円、中央値が100万円でした。
平均値は一部の大きな値に引っ張られる傾向にあります。一方、中央値とは値を一つずつ並び替えたときに、真ん中に来る数字のこと。
より実態に近い数字だと言えます。
それぞれ過去5年間の推移も確認しましょう。
二人以上世帯の貯蓄平均/中央値の推移
- 2017年:1151万円/380万円
- 2018年:1174万円/500万円
- 2019年:1139万円/419万円
- 2020年:1436万円/650万円
- 2021年:1563万円/450万円
単身世帯の貯蓄平均/中央値の推移
- 2017年:942万円/32万円
- 2018年:744万円/50万円
- 2019年:645万円/45万円
- 2020年:653万円/50万円
- 2021年:1062万円/100万円
単身者の中央値が上昇していることから、こちらの結果からも単身者の貯蓄額が増加傾向にあることがわかりました。
二人以上世帯に関しては、平均値が上がっていますが中央値は増減を繰り返しています。
このことから、「貯蓄がある人」「貯蓄がない人」の差が大きいことが読み取れます。