多年草のクリスマスローズは毎年美しい花を咲かせる植物。地植えでも鉢植えでも育てられるので、大変人気があります。

年々株が大きくなる植物ですが、大きくなった株を「株分け」することで、クリスマスローズを増やすことができます。

クリスマスローズを増やすだけでなく、より健康な状態で育てるためにも欠かせない作業である株分け。今回はクリスマスローズを株分けする3つのメリットと、その方法について解説します。

クリスマスローズの株分け、3つのメリット

クリスマスローズを株分けすると、生育上さまざまなメリットがあります。

株を増やせる

大きく育ったクリスマスローズを株分けで分割すれば、クリスマスローズを増やすことができます。株分けで育ったクリスマスローズが大きくなった時にまた株分けをすれば、さらに数を増やすことができます。

Natalia Greeske/Shutterstock.com

株が若返る

株分けは基本的に植えてから年数が経った株を若返らせるのが目的のひとつです。古い根を処分することで新しい根の生育が旺盛になり、結果としてクリスマスローズの株が若返るのです。

生育が思わしくないクリスマスローズも、株分けで株を若返らせることで復活することもあります。

根詰まりによる生育不良が解消される

鉢でクリスマスローズを育てていると、時間と共に鉢が窮屈になり、根詰まりを起こすようになります。根詰まりを起こすと水の吸収も悪くなり、生育不良に繋がります。

水をあげても元気がない状態は、根詰まりのサインかもしれません。