「厚生年金と国民年金」みんなはいくらもらっているかを大解剖

「国民年金」元自営業はいくら受給しているのか

次は同資料から国民年金の受給額を探ります。

自営業、フリーランス、無職、専業主婦だった人などは、こちらの金額のみの受給となります。

国民年金の受給額

〈全体〉平均年金月額：5万6252円

• 〈男性〉平均年金月額：5万9040円
• 〈女性〉平均年金月額：5万4112円

• 1万円未満：7万4554人
• 1万円以上～2万円未満：29万3600人
• 2万円以上～3万円未満：92万8755人
• 3万円以上～4万円未満：284万2021人
• 4万円以上～5万円未満：466万3638人
• 5万円以上～6万円未満：776万979人
• 6万円以上～7万円未満：1483万5773人
• 7万円以上～：188万2274人

上記のことから、国民年金の特徴として以下のことがあげられます。

• 全体平均は5万6252円で、男女に差はほとんどない
• ボリュームゾーンは6万円から7万円で、多くの人がこのゾーンに収まっている

厚生年金とは全く違う様子がわかります。

国民年金では全員一律の保険料を納め、未納期間があればその分が差し引かれます。令和2年度の満額はひと月6万5141円。つまり、多くの方が満額近い年金を受給できていることがデータから読み取れます。