足りない分は自助努力が必要に
「厚生年金ひと月10万円未満」の割合は、男性で約10.5%・女性で約48.9%でした。意外と多いと感じた方もいるでしょう。
厚生年金は国民年金よりも手厚いというイメージがありますが、実態としては個人差が大きい年金です。ねんきんネットなどを活用し、自分の場合でシミュレーションすることが大切です。
また年金額が同じ人でも、その金額で老後を過ごせるかどうかについても、やはり個人差があります。家族構成やライフスタイルなどを考慮して、足りない分は自助努力で貯めることが必要になるでしょう。
今回の資料をもとに、老後のお金について考えるきっかけとなれば幸いです。
また、今回の資料の注意点としては、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない、報酬比例部分のみの65歳未満の受給権者が含まれていることには留意ください。
参考資料
LIMO編集部
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LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。