足りない分は自助努力が必要に

「厚生年金ひと月10万円未満」の割合は、男性で約10.5%・女性で約48.9%でした。意外と多いと感じた方もいるでしょう。

厚生年金は国民年金よりも手厚いというイメージがありますが、実態としては個人差が大きい年金です。ねんきんネットなどを活用し、自分の場合でシミュレーションすることが大切です。

また年金額が同じ人でも、その金額で老後を過ごせるかどうかについても、やはり個人差があります。家族構成やライフスタイルなどを考慮して、足りない分は自助努力で貯めることが必要になるでしょう。

今回の資料をもとに、老後のお金について考えるきっかけとなれば幸いです。

また、今回の資料の注意点としては、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、定額部分のない、報酬比例部分のみの65歳未満の受給権者が含まれていることには留意ください。

参考資料

LIMO編集部