夫婦なら安心と言える?
「男女それぞれでは少なくても、夫婦であれば25万円いくはず」とお考えの方もいるのでは。
厚生労働省が2022年1月21日に公表した、令和4年度の年金額例を確認しましょう。
上記の厚生年金額は、モデルケースとされるもので令和4年度は夫婦で21万9593円です。
モデルケースで見ても、夫婦で25万円は超えませんね。また、昨年度より903円少なくなっています。
上記は夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額で、「平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金」です。
あくまでモデルなので、実際にはねんきんネットなどを利用して、ご家庭の金額を確認しましょう。
また、少子高齢化により、今後年金額が減る可能性もあります。その点も踏まえて、老後の生活費を考えたいですね。
今回ご紹介した資料を参考にして、老後資金について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。