年収400万円台、貯蓄の内訳は?

では、同じく先ほどの総務省のデータを用いて、年収400万円台世帯の貯蓄の内訳を見てみましょう。

《年収400万円~450万円世帯》

平均貯蓄額:911万円

(内訳)

  • 通貨性預貯金:290万円
  • 定期性預貯金:286万円
  • 生命保険など:228万円
  • 有価証券:88万円
  • 金融機関外:18万円

《年収450万円~500万円世帯》

平均貯蓄額:813万円

(内訳)

  • 通貨性預貯金:264万円
  • 定期性預貯金:252万円
  • 生命保険など:212万円
  • 有価証券:77万円
  • 金融機関外:8万円

ともに約6割が流動性の高い預貯金で貯蓄していることがわかります。
緊急予備資金として、流動性の高い預貯金を保有しておくことは非常に重要です。

とはいえ、超低金利時代が叫ばれている今日、貯蓄のすべてを預貯金でおこなうのはよい選択とはいえません。

約6割は預貯金が占めていますが、言い換えれば残りの4割は預貯金以外の貯蓄を保有しているということになります。

繰り返しにはなりますが、「預貯金以外での資産運用」は、老後に向けて資産形成をしていく上で非常に重要なポイントです。