まずは年金額をチェック
厚生年金を15万円以上受給している人は、46.4%です。ただし受給金額には個人差があります。厚生年金は収入に応じて決められた保険料を納め、その保険料と加入期間によって、年金額が決まる仕組みです。
そのため、現役時代の収入がダイレクトに年金額に響くと考えるとわかりやすいですね。年収が人によってばらばらなように、厚生年金の金額も十人十色なのです。
平均ではなく、まずは自分自身の年金額をチェックすることが重要になります。
「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」などを確認し、おおよその金額を把握しましょう。あくまでも「今の働き方の場合」という試算になっているため、転職や独立した際にはしっかり見直す習慣づけも必要です。
ゆとりあるセカンドライフを目指して
厚生年金をいくらもらえるかで、老後生活にゆとりが出るかどうかが決まります。今回は「15万円以上」の割合を見ましたが、15万円で生活できるかどうかは家族構成や居住地、持ち家の有無などでも変わるでしょう。
マネープランを考えるとき、退職金や年金に過度な期待をかけるのはNGです。最小限の金額で見積もっておき、足りない分を自助努力で作るという視点が必要でしょう。
今から定年退職まで20年以上の猶予があるのであれば、老後資金を準備する選択肢はたくさんあります。
預貯金、保険、資産運用などについてしっかり情報収集し、バランス良く備えていきたいですね。
参考資料
太田 彩子