60代・二人以上世帯「貯蓄2000~3000万円」は13.3%
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」より、まずは60代・二人以上世帯の貯蓄額を確認しましょう。
60歳代「二人以上世帯」の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:1745万円
- 中央値:875万円
内訳
- 金融資産非保有:18.3%
- 100万円未満:3.5%
- 100~200万円未満:4.0%
- 200~300万円未満:4.0%
- 300~400万円未満:3.3%
- 400~500万円未満:4.0%
- 500~700万円未満:5.3%
- 700~1000万円未満:7.5%
- 1000~1500万円未満:7.5%
- 1500~2000万円未満:6.3%
- 2000~3000万円未満:13.3%
- 3000万円以上:19.6%
- 無回答:3.3%
60代の貯蓄は平均1745万円ですが、より実態に近い中央値は875万円でした。
2019年に話題となった、老後2000万円問題。年金以外に、老後の生活で2000万円が必要というものでしたね。貯蓄「2000~3000万円未満」を保有しているのは13.3%でした。
2000万円をクリアしている世帯は約3割。残りの7割は達しておらず、不安を抱える方、できるだけ仕事を続けようと考えている方などいるでしょう。