「快適にインターネットが使える回線速度が知りたいけれど、何を目安に判断すればいいの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。動画視聴やオンラインゲーム、そしてリモートワーク(※編集部注)など、インターネットは家庭内でも必要不可欠なインフラとなりました。ストレスフリーのネット環境は「生活の質」に大きく関わる部分といえるでしょう。
ここでは、快適なネット環境を実現できる回線速度の目安について、用途別に解説していきたいと思います。お使いのサービスの回線速度を計測して、基準を満たしているか調べてみてください。
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回線速度の「キホン」をおさらい!
まずはインターネットの回線速度に関する基本的な知識を解説します。
以下の3つを抑えておけば大丈夫なので把握しておきましょう。
- 回線速度の単位「bps」
- 「下り」と「上り」の違い
- オンラインゲームで重要な「Ping値」
では、それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.回線速度の単位「bps」
回線速度の単位「bps」は、「bits per second」の略で「1秒間(second)に送信できるデータ量(bits)」のことです。
例えば、回線速度が「100M"bps"」であれば、「1秒間に100Mbit(メガビット)のデータ量を送信できる」ことを意味します。
2.「下り」と「上り」の違い
回線速度には「下り」と「上り」の2種類があり、それぞれ以下を意味します。
- 下り:ダウンロード速度
- 上り:アップロード速度
「下り」は、視聴する動画を読み込んだり、SNSの画像を表示させたりなど、データをダウンロードさせる時の速度を表します。
「上り」は、ブログに文章や画像をアップロードしたり、動画を投稿したりするときなどの速度を表します。
3.オンラインゲームで重要な「Ping値」
「Ping値」は、データの応答速度を表す単位で、データの送受信にかかる時間を意味します。
「ms(ミリ秒)」という単位で表され、オンラインゲームにおいてはPing値が低いほど、ラグが少なく快適にプレイできます。