2万6000円直前まで下落し反転。直近は底打ちか
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。
前週末は、大きな陰線となり、一時、2万6044円と、2万6000円割れに迫りました。
しかし、その後はハラミ足となり、反発も予想されていました。
実際に、その後は陽線が続き上昇し、終値ベースで2万7000円台も回復しました。
今週以降の展開はどうなるでしょうか。
中期的なトレンドを見ると、現状は、8月20日の安値を大底にした上昇トレンドを割り込んだところにあります。
これを回復するには2万8000円台まで上昇しなければなりません。
このあたりが当面の目標になりそうです。
その直前に25日線があります。まずはこれを挽回できるかどうかがポイントになります。
25日線を回復できれば、2万8500円付近に75日線、200日線があります。
ここを上回るには少しパワーがかかるでしょうが、回復できれば下値サポートラインになります。
逆に、25日線で上値を押さえられるようだと、しばらくは2万6000円と2万7000円の間でもみ合う可能性もあります。
長期的に見ると、現状はまだ2020年3月下旬から続く、大きな上昇トレンドの中にあり、上昇一服といったところです。
チャンスを見極め、上がっていくようであれば積極的についていきたいところです。
下原 一晃