国家公務員で退職金2000万円以上支給される人数は

これらのデータを見てみると、純粋な定年による退職金は2000万円~2500万円の割合が最も高いことが分かります。また2000万円以上の高額の定年退職金を受け取っている人は、常勤職員の定年時に関していえば、7478人で全体の73%。

そのうち行政職俸給表(一)適用者に至っては、3177人で84%の人が受け取っています。

いずれも7~8割程度の方が2000万円以上を受け取っています。

国家公務員の退職手当の支給水準については、退職給付(退職手当及び年金払い退職給付(使用者拠出分))の官民均衡を図るため、おおむね5年ごとに行う民間企業の企業年金及び退職金の実態調査を踏まえて見直しが実施されています。

退職金だけで老後は安泰か

今回は普段あまり目にすることのない公務員の退職金事情をご紹介してまいりました。
民間企業の企業年金及び退職金の実態調査を踏まえて見直しが実施されているとのことですが、やや高めの退職金額が支給されているようです。とはいえ退職金だけで老後を過ごせるかというと今の生活水準を維持するのは難しいでしょう。

公務員とはいえ現役で働けるうちにお金をしっかり増やしておかなければ決して「安定」とはなりえません。これは公務員に限らず、誰にとっても共通の課題と言えます。

資産を築くのも自助努力が求められる時代ですから、資産運用などをうまく活用し、早め早めの備えを心掛けましょう。

参考資料