「ピクミンブルーム」はゲームというより「動きが豊かな日記アプリ」
なお、ポケモンGOはあくまでも「ポケモンを捕まえて、育てて、バトルする」という、ポケモンのゲームの核を守りながら「歩く」という要素を足しています。
一方、「ピクミンブルーム」はピクミンシリーズのゲーム性の核である「ピクミンの群れを指揮してアクションする」要素はほとんどありません。
かろうじてピクミンを育てる要素が残っている程度になっています。
逆に「ピクミンブルーム」で強化されているのは、「歩いた結果」のライフログを楽しく表示する機能です。
その日に撮影した写真から、何らかのロジックで1枚選びだして、登録するという機能が追加されているのです。
「ピクミンブルーム」のアプリトップのUIも、ゲームアプリというよりは「便利な実用アプリ」という趣で、ボタンの押しやすさ重視になっています。
したがって、「ピクミンブルーム」は「ピクミンなどの動きや、歩いた軌跡に花が咲く演出や、ライフログ機能」によって「歩いた結果を楽しく記録する」ことを主目的としたアプリだと言えるのです。
この試みが市場に受け入れられるかどうか、今後が気になります。
参考資料
- 任天堂株式会社「歩いて増やす、歩いて咲かせる、歩いてのこす。『Pikmin Bloom(ピクミン ブルーム)』配信開始。」
- 「ピクミンブルーム」ダウンロードページ(iOS)
- 「ピクミンブルーム」公式サイト
- ギネス「『ポケモンGo』認定された5つのギネス世界記録と『ポケモン』の記録」
- 「Pokémon GO」ダウンロードページ(iOS)
- 総務省統計局「世界の統計2021」
- ファミ通.com「【ソフト&ハード週間販売数】『ピクミン3 デラックス』が2週連続で首位に。『ポケモン』『シャドウバース』も好セールスを記録【11/2~11/8】」(2020年11月12日)
當瀬 ななみ