「ピクミンブルーム」はゲームというより「動きが豊かな日記アプリ」

なお、ポケモンGOはあくまでも「ポケモンを捕まえて、育てて、バトルする」という、ポケモンのゲームの核を守りながら「歩く」という要素を足しています。

一方、「ピクミンブルーム」はピクミンシリーズのゲーム性の核である「ピクミンの群れを指揮してアクションする」要素はほとんどありません。

かろうじてピクミンを育てる要素が残っている程度になっています。

逆に「ピクミンブルーム」で強化されているのは、「歩いた結果」のライフログを楽しく表示する機能です。

その日に撮影した写真から、何らかのロジックで1枚選びだして、登録するという機能が追加されているのです。

「ピクミンブルーム」のアプリトップのUIも、ゲームアプリというよりは「便利な実用アプリ」という趣で、ボタンの押しやすさ重視になっています。

したがって、「ピクミンブルーム」は「ピクミンなどの動きや、歩いた軌跡に花が咲く演出や、ライフログ機能」によって「歩いた結果を楽しく記録する」ことを主目的としたアプリだと言えるのです。

この試みが市場に受け入れられるかどうか、今後が気になります。

参考資料

當瀬 ななみ