イオンの業績動向

2022年1月12日に発表された2022年2月期第3四半期の決算は、以下のようになりました。

  • 売上高:6,450,567百万円(前年同期比+0.9%)
  • 営業利益:89,245百万円(同+31.0%)
  • 経常利益:83,889百万円(同+42.2%)
  • 純利益:△8,956百万円(前年同期は△62,590百万円)

なお、通期の業績予想は以下のようになっています。

  • 売上高:8,620,000百万円
  • 営業利益:200,000百万~220,000百万円
  • 経常利益:190,000百万~210,000百万円
  • 純利益:20,000百万~30,000百万円

直近の経営ポイント

2022年2月期第3四半期の決算で説明された経営ポイントは、以下となります。

  • スーパーマーケット事業、ディスカウントストア事業では、継続する内食需要への対応強化が奏功
  • ヘルス&ウエルネス事業では、調剤併設型のドラッグストア展開加速
  • 総合金融事業では、審査・回収体制を強化し、債権の良質化が進んだ

以下、決算短信「1.当四半期決算に関する定性的情報」より引用

『当第3四半期連結累計期間は、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)変異株の急激な拡大により緊急事態宣言等の活動規制が9月末まで断続的かつ長期化したこと、それに伴い消費マインドの冷え込みが続いたこと等、当初の想定を上回る厳しい外部環境となりました。』

『そのような中、継続する内食需要への対応を強化したSM(スーパーマーケット)事業、DS(ディスカウントストア)事業、調剤併設型のドラッグストアの展開を加速するヘルス&ウエルネス事業、審査・回収体制を強化し債権の良質化が進んだ総合金融事業は、コロナが拡大する前の 2020 年2月期の第3四半期連結累計期間を上回るセグメント利益を計上しました。』

『GMS(総合スーパー)事業、ディベロッパー事業、サービス・専門店事業はコロナの影響を受けたものの、イオンのプライベートブランドであるトップバリュの販売強化やオンライン販売の充実、ブラックフライデーセール等の需要喚起施策、コスト構造改革等、急速に変化するお客さまニーズへの迅速な対応や成長の基盤づくりを推進し、前年同期比で損益改善しました』