アラフォー・アラフィフ世代になると、親族や知人の親など、訃報に接することが増えます。
コロナ禍で小規模で簡素なお葬式が主流になりつつありますが、お悔やみをする機会があるたびに、自分の親、そして自分自身の「そのとき」をイメージするようになるでしょう。
今回は親子で考える終活(※編集部注)の1つとして「お葬式」にフォーカスしてお話しします。
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「終活は、死の準備ではない」とは分かっているものの……
終活という言葉がすっかり定着したこんにち。
「終活=死の準備ではない」と心得つつも、どこか積極的にはなれない、そんなモヤっと感を抱えている方も多いでしょう。
ここでは終活を、「親の思いを子に伝えるための活動」ないしは、「自分の思いを、あとに残る人に伝える活動」と定義してみてください。
親子間であれば、親の側だけが積極的に動くのではなく、子どもの側にもそれをしっかり伝える時間が持てると理想的ですね。
年末年始・大型連休などの長期休暇をぜひ利用したいところですが、長引くコロナ禍では感染対策が先立ち、難しいこともあるでしょう。
離れて暮らす場合は、電話やメールなど、日ごろのコミュニケーションを上手にとっていけるとよいですね。
次では、お葬式を「元気なうちに」準備するための終活アクションを、3つに分けて具体的に見ていきます。
終活アクションその1:葬儀会社に相談してみる
ひとことで「お葬式」といっても、宗教・宗派による違いや、ライフスタイルや価値観の多様化により、そのスタイルはまちまちです。
また最近は大人数の参列を求めるのではなく、少人数または家族だけといった小さなお葬式が人気を集めています。
また、ひと昔前は「互助会」で積み立てて準備する、病院などから近くの葬儀会社を紹介してもらう、といった流れが一般的でしたが、最近では最近は元気なうちから「自分でリサーチ」する人も珍しくありませんね。
葬祭業者間の競争も激化しています。利用者のニーズを捉えた、小規模・シンプルな葬儀をうたうCMを目にする機会も増えました。
信頼できる葬祭会社が見つかれば、葬儀のスタイルや予算について、ざっくり親子で共有しておけると安心ですね。