繊細な枝いっぱいに可憐な小花を咲かせる常緑低木のエリカ。
花の少なくなる冬のガーデンに重宝する植物です。
今回はエリカの育て方や種類を詳しくご紹介します。エリカと一緒に寄せ植えできるオススメの花も見ていきましょう。
小花がかわいい!エリカとは?
- ツツジ科エリカ属
- 常緑低木
- 樹高:20~200センチ
- 参考価格:500円(ポット苗)~3000円(4号鉢)程度
女性の名前のような響きが親しみを感じるエリカ。名前の由来は「ほうき」を意味するラテン語であるという説、「裂ける、砕ける」を意味するギリシャ語が語源であるという説など、諸説あります。
エリカは世界中に約740種類あるといわれるほど品種が豊富。花の形も壺状、ベル状、細長い筒状とさまざまで、白・ピンク・赤・オレンジ・黄の花が咲きます。
開花時期が品種によって異なるのが特徴ですが、花が咲かない時期でもスギのように見える常緑の葉を楽しむことができます。
花壇に植えても寄せ植えにしても見ばえがよく、性質も強健。育てやすいので初心者にもオススメです。
エリカの種類、品種は?
エリカにはさまざまな種類、品種がありますが、代表的な品種を5つ紹介します。
ジャノメエリカ
花から飛び出た雄しべの黒い葯(やく)が蛇の目のように見えることから、「ジャノメ」という名前が付けられました。樹高が50~200センチで、花はピンク色です。
エリカの中で最もよく知られている品種で、ベルの形に似た4ミリほどの花が咲きます。