年収だけでお金事情は決まるのか

年収400万円~500万円は、給与所得者のうち14.6%であることがわかりました。

年収は働き方や勤続年数、さらには業績で大きくかわります。同じ年収ラインの人でも、自身の年齢や子どもの有無・進学先等によって家計の様子は全く違うでしょう。また正規雇用と非正規雇用では、もらえる退職金の額が違う可能性が高いです。同じ年収でもマネープランまで同じにしてしまうと、老後の生活は苦しくなってしまうでしょう。

つまり、年収だけで家庭のお金事情が決まるわけではないということです。

一方で、多くの人が年収600万円までに収まっていることから、その中でやりくりしている人が多いのも事実です。

年収だけでは難しい場合、共働きで世帯の収入をあげたり、副業にチャレンジしたりする方もいるでしょう。こうした点は、キャリアアップやキャリアチェンジの参考にしたいですね。

年収アップや転職が難しい場合は、「支出を減らす」ことや「資産運用でお金にも働いてもらう」ことなどが選択肢になります。

過度な節約で今の生活を犠牲にすることは避けつつ、将来の備えと両立できることが理想ですね。新しい年をきっかけとして、マネープランをじっくりと考えてみませんか。

参考資料

太田 彩子