初心者でもはじめやすい不労所得は?

それでは、初心者の方でも比較的はじめやすい不労所得をみていきましょう。

毎月積み立てるならつみたてNISA

毎月の収入から不労所得を考える方は、積立投資を検討してみましょう。積立投資は、自分で投資信託等を選ぶ毎月コツコツと積み立てていくもの。つみたてNISA制度を利用すると、通常なら運用益に20.315%かかる税金が非課税になります。

つみたてNISAで取り扱っている中でも、はじめての方に向いているのがインデックス投資信託です。インデックス投信は日本株式の場合TOPIXや日経225、米国株式の場合NYダウやS&P500、世界株の場合MSCI指数といったベンチマークに連動する運用成績を目指します。

ただし、インデックス投信の場合、働かないでお金を増やすことは可能ですが毎月収入が入るわけではありません。

長期間、複利で運用することが前提ですので、手元に資金を得たいとなると基本的に解約することになります。そうするとベンチマークに連動するので、市場の状況によっては損をすることもあるでしょう。

インデックス投信の場合は長い目で見て育てていく不労所得として考えましょう。

まとまった貯蓄があるなら高配当株式

まとまった貯蓄がある方や、毎月収入を得たいという方は高配当株式を検討してみましょう。

株式の中には配当が出る企業もあります。配当が多い銘柄を「高配当株式」といい、日本株なら銘柄によっては年に2回配当が出る企業もあります。

これを銘柄ごとに配当が出る月を1~12月までそろえると、毎月配当収入を得ることも可能でしょう。

初心者の方でも情報収集しながら始めやすいとなると以上の2つが考えられます。両方とも値動きをするなどのリスクはありますし、投資対象によってパフォーマンスも異なります。しっかり調べて、ご自身で納得できる先を選びましょう。

参考資料

宮野 茉莉子