2022年がはじまりましたが、さっそく新型コロナウイルスの感染が拡大し、今年はどうなるのかと不安を抱えている方もいるでしょう。

新年となったこの1月に考えたいのが、今年のお金事情です。とはいっても、収入や支出、貯蓄事情はご家庭の状況によりさまざま。ただ貯蓄の平均や中央値を知るのは一つの参考になるでしょう。

今回は年代別の貯蓄を確認します。また、働かないでお金を増やす不労所得についても、わかりにくい印象がありますが、初心者の方でも取り組みやすいものを見ていきましょう。

年代別の貯蓄、その中央値ははいくらか

まずは金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」より、二人以上世帯の貯蓄の平均と中央値を確認しましょう。

【二人以上世帯】貯蓄額平均/中央値

  • 20代:292万円/135万円
  • 30代:591万円/400万円
  • 40代:1012万円/520万円
  • 50代:1684万円/800万円
  • 60代:1745万円/875万円

平均は一部の大きな数字に引っ張られやすい傾向があります。より実態に近い貯蓄額をみるには、中央値を確認しましょう。

二人以上世帯では、貯蓄の中央値で500万円に達するのは40代です。ただ40代だとこれからお子さんの教育費がかかったり、住宅ローンを支払っていたりするご家庭も多いですよね。

平均との差も見てみましょう。20~30代ではその差は約150~200万円程度ですが、40代では約500万円、50代では約800万円、60代では約900万円近くの差が出ます。

これは収入や貯蓄方法、また家族の人数やお住いの地域による生活費の違い、遺産が含まれている場合もあるでしょう。

個人差によるところは大きいですが、できるだけ貯蓄を増やしたいとお考えの方は多いと思います。

貯蓄を増やすには、節約をしたり、固定費を見直したり、副業をしたりといくつかの方法があります。その中でも一つの考えとして知っておきたいのが不労所得です。