何を大切にしたいかは人それぞれ
共働き世帯の女性の仕事事情や年収、月の夫婦の収入をそれぞれ確認してきました。現状では、共働きの場合はパートタイムで働く女性が多いと考えられるでしょう。
家事・育児の負担は大きい一方で、男性側も長時間労働で十分に協力を仰げないこと、急な休みを取りにくいこと、体力的に両立が厳しいことなどの要因でフルタイムで働くことを選択しない女性もいます。
また、お金の面だけでなく、日々の生活で何を大切にしたいかも人それぞれです。
子どもとの時間が大切だから専業主婦やパートがちょうどよい方もいるでしょう。フルタイムでバリバリ働きたい女性もいるでしょう。どちらかではなく、仕事も育児も楽しみたいという女性もいます。
まだまだ夫婦でフルタイムで働きながら育児をしやすい環境とは言えない部分があります。総合的に判断して、それぞれが納得のいく答えを出すのが良いでしょう。
参考資料
- 独立行政法人労働政策研究・研修機構「図12 専業主婦世帯と共働き世帯」
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2020年」
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 総務省「家計調査報告 -2021年(令和3年)10月分-」
宮野 茉莉子