各地で新型コロナウイルスの感染者が増加してきたと報じられています。コロナ禍により、収入や雇用など経済的にも影響を受けてきたここ約2年。年が明け、今年はどんな1年になるのかと考える方も多いでしょう
株式会社ビースタイル ホールディングスが運営する「しゅふJOB総研」が就労志向の主婦・主夫層520名を対象に、2021年11月17日(水)~11月24日(水)まで行った「家計と収入の増やし方2022年」によると、世帯年収500万未満の方では64.2%が2022年の家計は「苦しくなりそう」と答えています(2021年12月16日公表)。
年収や貯蓄などのお財布事情については、ご家庭の人数や子どもの年齢、地域によって異なりますが、世帯年収500万円未満と以上ではその感じ方も異なるようです。
今回は年収500万円未満の世帯に焦点をあてて、その貯蓄分布などを見ていきましょう。
年収500万円未満世帯、6割以上が家計は苦しくなりそう
先ほどのしゅふJOB総研の調査より、世帯年収500万未満と以上に分けて、2022年の家計について見てみましょう。
「家計が苦しくなりそう」と答えているのは、世帯年収500万未満では64.2%、世帯年収500万以上で42.7%。およそ20ポイントの差が見られました。
また、世帯年収500万以上では、家計が苦しくなりそうよりも「変化はなさそう」と答える人が多い結果となりました。世帯年収500万円というラインは、今後の家計予測に影響を与えていることが分かります。
同調査のフリーコメントより、家計が苦しくなりそうと回答した人の意見を見ていきましょう。
家計が苦しくなりそうと回答した人の意見
- 物価の高騰が続く中で、収入は増えず。家に居るため光熱費が増え家計の負担が増している(40代:パート/アルバイト)
- 外出することができるようになって、出かける頻度は上がるけど、一度下がった給与が戻るまでには時間がかかりそうだから(30代:今は働いていない)
- 主人の、残業代もほぼなくなり残業代でやっと暮らしていたのに、日々生活が苦しくなりそう(50代:フリー/自営業)
この冬は食料品や電気料金などの値上げが続いています。その一方で、収入が増えないことへの不安を感じている声が多く見られます。