2021年はコロナ禍の中、株式市場は好調で、多くの人が投資の話をするというシーンも見られました。
投資初心者も、つみたてNISAやiDeCoといった非課税枠のある投資制度についても、インデックスファンドを中心に話題となりました。
引き続き好調なダウ工業平均株価やS&P500といった米国株を代表とする株価指数をしり目に、残念ながら日本株については、難しい局面に直面しています。
岸田新政権となって以降、株価指数はレンジ内での推移をしています。日本株式中心に投資をしている方は、「年の後半は逃げ遅れた」というケースもあるのではないでしょうか。
上場株式や投資信託に投資をしている限りには、投資詐欺のような話はあまり聞いたことがありませんが、未上場株式をネタにした投資詐欺やねずみ講の話は後を絶ちません。
こうした投資詐欺の話は、投資の素人が騙されそうなものです。
ただ、実は必ずしもそうではなく、金融のプロでも騙されそうになるという話があります。
そういった投資詐欺の話はどのような人がだまされてしまうのでしょうか。
今回は、外資系金融機関の元勤務経験者に、どのような人が投資詐欺に引っかかってしまう傾向にあるのかということについて、話を聞いてみました。
それでは早速見ていきましょう。
その1:自分の情報源や投資判断に自信を持っている
金融機関勤勤務経験者であれば、金融の知識が備わっているというのは誰しも思うところでしょう。
ところが、こうした「自分は知っている」と過剰に思うところ、自信を持ちすぎるところに落とし穴があります。
いわゆる、「できる投資家」「できるビジネスパーソン」の中には、以下のように考えることがあります。
「自分の情報源は正しい」
「自分の情報源は多くの人がアクセスできないソースだ」
そうした状況の中で、自分と距離が近い人から「耳寄りな話がある」と聞くと、あまり疑うことがなく「おいしい投資話」と考えてしまうことがあります。
第三者から聞く情報だと警戒するのに対して、自分に近い人からの情報だと特にこのような傾向があります。注意したいところです
その2:想像力が豊か
第三者から得た情報を、その情報には含まれない点についても、自分で膨らませすぎて「勝手に期待してしまう」ことがあります。
投資の世界で大事だと言われるのは以下のポイントです。
「事実と予想や期待を分けて考えること」
何が事実で、どこからが自分の予想であったり、期待であるのかを整理することが重要です。
投資の世界では、予想は外れ、期待は裏切られることは日常茶飯事です。
事実にもとづいて判断し、過剰な期待は禁物です。
その3:きわめて素直な人
この点は意外かもしれませんが、周りから見ても素直な人が引っかかりやすい傾向にあると思います。
これは、投資詐欺までとはいかなくとも、あまり投資妙味のない投資話に引っかかりやすい傾向にあると思います。
一方で、猜疑心の強い人は、怪しい投資話は引っ掛かりにくい傾向にあるといえます。
その4:他人への依存度が過度に強い人
これは身近な人だけではなく、職場の同僚なども含めて、周りの人に過度の依存しようとするケースを含みます。
自分で決断することを避ける傾向になる人の場合です。
投資は最後には自己判断が必要なものですが、これを自分で決めずに他人任せにすること自体が危険です。
「あの人が強く勧めたから」
という理由では、仮に投資が間違ったときにも何が間違ったかの検証ができません。
他人の意見は参考にすることは必要ですが、絶対的な基準にはなりません。
最後には自分の意思が必要となります。
その5:何でも自分で解決しようとする人
その4とは真逆のケースとなりますが、すべてのことを自分で解決しようとするケースも危険です。
自分が集めた情報に間違いが含まれているということも考えられます。
また、情報はたくさんあるかもしれませんが、判断を間違えることもあります。
そうした時に、周りからアドバイスがもらえれば避けられた状況も避けることができなかったということもあるでしょう。
マネー編集部
