「貯蓄の差」を、どう埋める?

貯蓄の差を埋めるために、「お金に働いてもらう=資産運用」を取り入れてみるのもひとつの方法です。40・50代が資産運用をじょうずに進めるためのポイントは、「リタイヤ後も資産を守りながら運用を続ける」ことです。

「長期積立て」で、時間をかけてコツコツ資産を増やしていきましょう。

投資信託などの金融商品は日々値動きします。一度に大きな金額を投資すると、値下がりしたときに損が大きくなる可能性もあり、損失を取り戻すまでに時間がかかってしまうかもしれません。

毎月決まった金額で投資信託を購入すると「価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く」買い付けることになります。

その結果、値動きの影響を受けにくくなり、運用益の安定につながります。

「退職後も資産を守りながら運用する」20年以上の運用期間であれば、短期投資と比べてリターンを高く望め、リスクも抑えられるようになるでしょう。

老後の目標金額に近づいたら、債券などを活用した「守りの運用」を心がけましょう。積み上げてきた資産を大きく減らしてしまうリスクをカバーしつつ、資産をコツコツ増やすことに繋がります。

退職金を運用するという場合も「守りの運用」がいいでしょう。

すでに今年の貯蓄目標額を決めた方も、銀行などの預貯金だけでなく、資産運用を活用することで効率よく目標が達成できたら嬉しいですね。

参考資料

グイン 安季子