コロナ禍2年目の2021年が終わります。友人や親族が集まるこの時期は、楽しい予定がある一方で普段より出費も増えますね。
株式会社ONE COMPATHが運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」で、「Shufoo!」を利用する全国の男女4896名を対象に、2021年11月29日~12月3日に行った「年末年始の過ごし方に関する意識調査(2021年12月17日公表)」によると、年末年始を通した出費総額の予算は「1万円未満」の人が34.6%と最も多い結果となりました。
2018年の調査開始以降「1~3万円未満」がトップでしたが、今年はじめて1万円を割り込み、年々低予算化の傾向にあるとのことです。
今冬は食料品や電気料金などの値上げも相次ぎ、財布の紐を締めるご家庭も多いのかもしれませんね。
今回は年末年始のお金事情について、何にお金がかかるかを紐解いていきます。
みんなの年末年始、最も高い出費は?
先ほどの調査より、皆さんの年末年始で最もお金がかかる出費をみていきましょう。
年末年始を通して「最も高い出費」
- おせち料理:19.7%
- お年玉:18.7%
- 帰省の交通費:10.1%
- 初売りセール:7.5%
- 肉:5.3%
- 寿司:5.3%
- (帰省以外の)旅行代:4.1%
- カニ:3.9%
- 年末・歳末セール:3.9%
- お酒:3.8%
- 福袋:3.6%
- 新年会の費用:3.2%
- 衣料品:2.3%
- 忘年会の費用:1.7%
- その他:7.0%
※株式会社ONE COMPATH『Shufoo!』 調べ
1位はおせち料理でした。お正月の定番であり、新年に縁起を担いで食べる方もいるでしょう。
ただ、共働きが多い現代ではおせち料理の手作りは大変です。同調査では「おせち料理を作る予定はありますか?」という問いに、「一部を作り、一部を購入する予定:31.5%」「全て購入する予定:19.7%」という答えが半数以上。すべて作る予定は4.5%でした。
実は最も多いのは「作らないし購入もしない:42.5%」。
最近ではおせちを食べない人も増えています。かわりに、高級なお肉や魚介類など、自分たちの好きなものを奮発して購入するようですね。実際に肉や寿司、カニがランクインしています。
2位は「お年玉」でした。久しぶりのお孫さんとの再開は嬉しいものの、子どもの年齢が上がってきたり、人数が多かったりするとお年玉代もふくらみます。
3位の「帰省の交通費」は、場所によっては出費の中で最も高額となりますよね。去年は帰省しなかった人も、今年は変異株に注意しつつ規制する人もいるでしょう。
その他、年末や初売りなどセールに関する出費があがりました。