50代に入れば家計は楽になっていくのか
ここまで見てきたように、40代はこれまでのパターンが将来も起こり得るなら年収はまだ上昇していく余地があります。
ただ、40代の中にも、今後の年収の大幅な上昇は見込めないと考えている人もいるのではないでしょうか。
また、家計のバランスシートに関しても、晩婚化傾向により、子どもの大学進学時の親の年齢が以前と比べて高くなりつつあります。
以前は、50代になると教育費がかりにくくなることで、マイホームの住宅ローンの借り入れの返済を進めることができましたが、それもなかなか進まないという世帯もあるのではないでしょうか。
現在の40代の苦難は、こうした変化もあり、50代に入っても続く可能性はあります。
参考資料
- NHK「アラフォー・クライシス」
- 国税庁「令和2年分 民間給与実態調査統計」
- 総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」