年末調整や冬のボーナス、ふるさと納税など、ご自身の収入について考えることが増えるこの時期。
厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、世帯年収の中央値は437万円。日本は「年収400万円」の世帯が一般的です。
では、年収400万円の世帯の方はどれくらいの貯蓄や負債があるのでしょうか。平均世帯のお財布事情を確認しながら、参考として今のシニア世代の年金についても確認していきます。
日本の世帯年収はどれくらい?
日本ではどれくらいの世帯年収が多いのでしょうか。同調査より、所得金額階級別の世帯数の分布を確認しましょう。
上記の所得とは、いわゆる税込みの年収のことです。
平均所得金額は552万3000円ですが、より実態に近い中央値は437万円です。日本の世帯の平均所得は400万円台ですね。平均所得金額以下の世帯がおよそ6割を占めています。
では、年収400万円の世帯は具体的にどういった家庭なのか、そのようすと貯蓄や負債額にもせまります。