花が少なくなる冬。ガーデニングは春までおあずけ…とあきらめている人も多いのではないでしょうか。

寒い時期に咲く花はひときわ目を引く貴重な存在。意外ですが、寒い時期でも鮮やかでかわいらしい花を咲かせる植物はたくさんあります。

今回は日本人にとってなじみ深いキク科の植物から冬に咲く花を5つ選び、特徴や育て方などを紹介します。

キク科の植物の特徴 

StopperOhana/Shutterstock.com

世界中で約1000属、2万種あるといわれるキク科の植物。

南極大陸を除く海辺から標高の高い寒冷地域まで、あらゆる環境下で生息できる強い性質の植物です。

キク科の植物は花びらがとても多いのが特徴ですが、じつは1枚1枚の花びらが「花」。多くの小花が集まってひとつの花のように見えているのです。

日本では天皇や皇室の紋章、紙幣の絵柄など、さまざまなシーンでキク科の花を見かけます。

野に咲く花もキク科の植物が多く、日本人にとっては身近で親しみがある花といえるでしょう。