シリーズでお伝えしている「個人投資家向け株主優待研究」。

今回は国内小売大手のイオンです。

毎日の買い物でイオンを使っている人も多いのではないかと思います。そのような方にはぜひ注目していただきたい株主優待制度とその内容となっています。

最近では、つみたて投資でつみたてNISAやiDeCoなどもインデックスファンドとった投資信託の人気がありますが(※編集部注)、株式投資による株主優待も引き続き根強いファンがいます。

今回は、株主優待の内容と合わせて注意点についてお伝えします。メリットとデメリットを知った上で株主優待ライフを送っていただければと思います。

早速、株主優待制度についてみていきましょう。

【※参考記事】つみたてNISAは米国株式インデック投信か全世界株式インデックス投信、どっちらがおすすめ?

イオンの株主優待制度の概要

それでは、株主優待制度の内容についてみていきましょう。

特典その1:持株数に応じて一定のパーセンテージのキャッシュバック

イオンの株式を100株以上保有すると、「イオンオーナーズカード」がもらえます。

買い物の際に、そのオーナーズカードを提示すると持株数に応じて、買い上げ金額合計に返金率を乗じて、半年ごとにキャッシュバックをしてもらえます。

たとえば、返金率は以下の通りです。

  • 100~499株:3%
  • 500~999株:4%
  • 1000~2999株:5%
  • 3000株以上:7%

小売業の利益率を考えると、会社のサポーターともいえる株主に対しては十分な還元率だと思います。

特典その2:毎月20日・30日の「お客様感謝デー」で対象となる支払い方法で割引とキャッシュバック

イオンなどの店舗での「お客様感謝デー(毎月20日・30日)での5%割引特典」とともに、その1で見たキャッシュバック特典を受けることができます。

まだ特典や長期保有株主優待制度もありますが、まずは、多くの個人投資家にとってお得な特典をご紹介しました。

イオンの株主になることでこうした特典を受けることができます。

さて、株主優待を受けるにはどうすればよいのでしょうか。

一般的に注意すべき点を以下にまとめました。参考にしていただければと思います。

上場企業の株主になるにはどうすればいいのか

証券会社に口座を開設し、株式を購入する必要があります。

店舗のある証券会社、インターネット証券会社などがあり、投資家自身の利用スタイルによって使い分けるのがよいかと思います。

投資のアドバイスが必要な場合には、ファイナンシャルアドバイザーがいる店舗型証券会社が使い勝手がよいでしょうし、口座開設から投資判断、売却タイミングの意思決定など、全部自分で判断できる方はインターネット証券会社が便利です。

また、口座開設も1社だけではなく、複数社の口座開設をして使い分けている個人投資家も多いのが実際です。

株主優待制度に挑戦する際の注意点

以下、注意点をまとめておきます。

その1:株主権利確定日と権利付最終日を意識しよう

株主優待を受けるためには「株主権利確定日」(たとえば、半期及び通期の決算日)を意識する必要があります。

注意点としては、決算期の最終日当日に株式を購入しても、株主権利確定日の株主名簿に株主として名前が載りません。株主情報を反映するのに2営業日必要とするためです。

したがって、「権利付最終日」までに取引をしておく必要があります。

権利付最終日とは、株主がその株式を保有することで株主優待などの株主権利を受けることができる最終売買日です。

たとえば、2月が通期決算の会社であれば、以下のようになります。

株主権利確定日

  • 半期:8月末
  • 通期:2月末

権利付最終日

  • 半期:8月末の2営業日前
  • 通期:2月末の2営業日前

その2:株式投資はあくまでもリスク性資産

株主優待に注目するのはよいのですが、株式投資には株価変動や倒産リスクがあります。

したがって、株主優待内容に注目すると同時に、投資対象として成立するのかどうかにも注意したいところです。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。

株主優待は、上場企業の株主になってはじめて手にすることができます。

ただ、株主優待を手にするということは株主になるということであり、それはつまり株式投資をしていることにほかなりません。

株主優待には満足しているけれども、株式投資としてはうまくいっておらず「塩漬け」なっている銘柄だらけという投資家もいます。

こうした点には注意をして株主優待ライフを楽しんでいただければと思います。

参考資料

LIMO編集部株式投資班