アメリカンショートヘアのブリーダーは少なめ。それはなぜ?
日本にそれなりの頭数がいると考えられるアメリカンショートヘアですが、実際にペットショップやブリーダーから飼おうとすると、探すのが難しい面もあります。
日本最大級のブリーダーサイト「みんなの子猫ブリーダー」に登録されている子猫掲載数ランキングは下記の通りです。(2021年12月12日現在)
1位:スコティッシュフォールド (349頭)
2位:マンチカン (312頭)
3位:ミヌエット (203頭)
4位:ラグドール (174頭)
5位:ノルウェージャンフォレストキャット (173頭)
6位:ベンガル (173頭)
7位:メインクーン (169頭)
8位:ブリティッシュショートヘア (106頭)
9位:サイベリアン (105頭)
10位:エキゾチックショートヘア (99頭)
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11位:アメリカンショートヘア (92頭)
アメリカンショートヘアは11位となっており、トップ10圏外です。
ブリーダー登録数上位の猫種は、ミヌエット(一口に言うと「足が短いペルシャ猫」)・ラグドール・ノルウェージャンフォレストキャット・メインクーン・サイベリアンなど、明確に長毛種と言えるものや、マンチカンのように「長毛種も含まれうる種類」といったような、毛足が長く、ふわふわした猫が主流となっています。
アメリカンショートヘアは短毛種ですらっとしたシルエットであることから、身近な和猫とフォルムが近い品種です。ブリーダーに直接買いに行く顧客は「その種類の猫がどうしても欲しい」という人なので、野良猫などであまり存在せず、豪華なイメージもある長毛種に人気が集まる傾向があるのかもしれません。
そして、アメリカンショートヘアは「保護猫」「里親募集」で出されることが多い品種でもあるので、飼育を希望する場合は敢えてペットショップやブリーダーを当たるよりも、各種里親募集サイトで検討するのがおすすめです。
猫の殺処分数を減らすためにも、こちらの方法が望ましいでしょう。