年末が近づくと、「そろそろやらなければ…」と少し気が重くなる年末の大掃除。気持ち良く年を越すために、家族みんなで協力して大掃除をすることはとても良いことです。

でも、普段の掃除が大掃除になっている人は要注意。

なぜなら、大掃除をする人はお金が貯まらない傾向があるからです。「えっ?」と思った方は続きを読んでみてくださいね。

「大掃除は、やめよう」

部屋がいつもきれいならば掃除は簡単に終わります。大掃除になるというのはそれだけ部屋が汚れているということです。

普段あまり掃除をしなければ、部屋は散らかり、汚れも蓄積していきます。もうこれ以上放っておけない状況になってから掃除をすれば、当然大がかりな作業となってしまうでしょう。

掃除が大がかりになると、疲労もハンパないので、掃除が嫌いになるのです。掃除が嫌いになると、あまり掃除をしなくなるので、また大掃除が必要になる、という悪循環が生まれるわけです。

我慢の限界がきて大掃除をする人は、まだ良いでしょう。これをやめてしまうと「汚部屋の住人」一直線となってしまいます。

掃除が楽になる工夫をする

掃除が大掃除にならないようにするには、普段から簡単な掃除で済むように部屋を整えておくことが大事です。具体的な方法をあげてみましょう。

1. モノを減らす

掃除が大変なのはものが多いからです。とにかくモノを減らしましょう。

生活をする上で使うものは限られています。使っていないもの、しまい込んで忘れているものは、なくても生活できるものなので思い切って捨てましょう。

モノが多いと頭の中に入れておく情報も多くなるので、減らすと頭の中がすっきりします。ものが少なければ整理整頓が楽になります。

2.汚したらその場で掃除する

当たり前のことですが、「汚したらすぐに掃除をする・散らかしたらすぐに片付ける」が鉄則。

これを習慣にすれば、部屋をいつもきれいな状態に保つことができます。

そのためには、ものの場所を決めておき、使ったら戻すことを家族で共有し、徹底してもらいましょう。また、ちょこちょこ掃除ができるように、ウエットティッシュや粘着カーペットクリーナー(コロコロ)をすぐに使える場所に置いておくのもよいと思います。

3.いつもの掃除「プラス1カ所」

掃除をし始めると、あそこもやらなきゃ、ここもやらなきゃ、とやるべきことが増えて、結局大掃除になってしまうことはないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが「いつもの掃除にプラス一カ所。それ以上は掃除をしない」というルールを決めることです。掃除機かけなどのいつもの掃除に加え、普段はやらない掃除を1カ所だけやるのです。次の掃除のときには、また別の1カ所をやります。

ある場所がきれいになると、他の掃除をしていない場所が気になると思いますが、そこはあえて無視して、次回にまわしましょう。掃除が短時間で終われば、掃除をすることへのハードルが下がります。