その1:相場のテーマは移ろいやすく、自分を持つことが必要
たとえば、株式市場が熱を上げるテーマは、その時々で変わります。
細かく見れば、毎日変わることもありますし、ちょっと長い目で見れば、数か月から数年続くものもあります。
ただ、相場のテーマが変わること自体は、相場そのものなので、相場のテーマが変わってしまうことを自分で責めても仕方がありません。
私が社会人になりたての頃に、職場の先輩に「どんな人が投資上手といえるのですか?」と質問したところ、「風見鶏のような人」と答えが返ってきてその時は理解できなかったのですが、今思うと、「変化を受け入れることを自分で準備できている人」と理解できるようになりました。
実際、その後、プロ投資家として成功している人を見ると、朝令暮改というように、異常に自分の考えにこだわらない人が多かったというのに気づくことになります。