年代ごとにとれるリスクは変化する

最近ではつみたてNISAやiDecoなど、運用益が非課税になる制度が整っています。熟年夫婦の方が若年夫婦のころよりは、資産運用をはじめやすいでしょう。

たとえばつみたてNISAは、投資信託等から自分で商品を選んで、毎月コツコツと積み立てていくもの。通常は運用益に対してかかる20.315%の税金が、毎年40万円、最長20年間非課税になります(非課税投資枠は最大800万円)。

資産運用なのでリスクがありますが、投資対象や投資時期が分散されているので、ある程度リスクを抑えながら運用できるでしょう。

資産運用ははじめようと思ったときがタイミングです。ただ、年代ごとにとれるリスクは異なるもの。30代であれば時間が味方になってくれるので、リスクを取りながら運用を行えます。一方で50代以降は安定を重視して、着実に資金を増やす方法をとりたいものです。

思い立ったが吉日。年末年始の長期休暇などに、資産運用について夫婦で話し合われてみてはいかがでしょうか。年を重ねた後の後悔を今から減らしていきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子